バイクの革シートの張り替えを検討する際には、本革にするか合皮にするか、きちんとそれらの特徴を理解した上で選択するようにしましょう。本革にした場合に得られる最大のメリットは、やはり経年変化による味わい深さや、本革ならではの色ツヤを楽しめるということでしょう。
また、本革は合皮に比べると長持ちし、使っているうちに体に馴染んでくるという特徴もあります。
長持ちさせるには定期的なメンテナンスが必要になってくるため、メンテナンスにも時間を割きたい人や、バイクを触っていること自体が好きな人に向いていると言えます。メンテナンスは、皮革用クリームや防水スプレーなどを用いて行っていきます。また、汚れがある場合は専用のクリーナーを使って取り除いていきます。
しっかりとメンテナンスを行うことで、ひび割れを防ぎ、本革ならではの柔らかい質感を保つことができるようになります。
一方、合皮の場合には様々な色や柄のものがあるため、数多くの中から自分の好きなものを選べるというメリットがあります。また、耐水性があり汚れにも強いため、本革の時のように、雨天走行時に防水カバーを取り付けたりする必要もありません。屋外にバイクを置いているような場合にも向いているでしょう。そのため、合皮はメンテナンスがとても簡単な素材です。さらに、合皮の中には、中性洗剤を薄めたものを使って汚れを落とせるタイプのものもあります。
合皮は熱に弱く、本革のように経年変化を楽しむことができません。劣化していった場合は、再び革シートを交換する必要がでてきます。
定期的に色柄を変えて楽しみたい人に向いているでしょう。